2011-01-01から1年間の記事一覧

今年も大変お世話に成りました!

今年も残り1日と成ってしまった。先ず3.11の東日本大震災の復興、一日も早くと願うばかりだ!そんな中良い事も多くあった。鉱物採集に関しては、1月早々から奄美大島大和鉱山を始め、この一年、東西南北と良く車を走らせたものだ。特に思い出深いものに、7…

バナジウム鉱物好きやナ〜!!

先日、群馬県茂倉沢鉱山産の鈴木石に関して情報収集をしている中、石友より「バナジウム鉱物好きやナ〜!!」と言われてしまった。自分としては「ビスマス鉱物好きやナ〜!!」と言われるだろうとさえ思い込んでいただけに意外であった。ところがここ数年来…

毎年の恒例船釣り-2011-in宇和海

今年も11月23日より毎年の恒例の宇和海での船釣り三昧を楽しんだ。今回も例年通りの晩秋に見られる風の吹く少しうねりの中での釣りで有った。結果を先に言ってしまうが、何時もと違った事と言えば、石鯛・石垣鯛・レンコ鯛・ウマズラハギは釣れても真鯛とカ…

魅かれる鉱物の色彩〜緑〜②

今日は前回に続き、岡山県新見市神郷高瀬鉱山産と北海道沙流郡平取町八田鉱山産の灰クロム柘榴石を紹介しよう。先ず一枚目画像が高瀬鉱山のもので、クロム鉄鉱母岩の表面に微細ながら透明度抜群の濃い緑色を成す完全な結晶が群晶を成したものだ。画像では黒…

魅かれる鉱物の色彩〜緑〜

鉱物には色々な色彩が有るが、私個人的には緑が大好きだ!と言うのも緑と言えば意外と新鉱物に多い。最近では愛媛閃石が新しく、何とも言葉に例え様のない無い美しさだ。また原田石や鈴木石の緑も堪らない!そんな中、特に緑色を濃く見せてくれるものに灰ク…

私の鉱物鑑定力は如何に!!

私の親しい石共に益富地学会館認定の鉱物鑑定士3級を持たれている方が数名居られる。「私は?」と聞かれれば、「無位無官」なのだ。あえて江戸時代の武士階級で例えれば、当に「かろうじて長刀を手挟む。ただの素浪人」である。そんな私だからこそ感動した…

鉱物採集に優れたデジカメ紹介!!

今日は私が日頃愛用のデジカメ、OLYMPUS TG-810を紹介しよう!このカメラの凄いところと言えば、10m防水 2.0m耐衝撃 -10℃耐低温 100kgf耐荷重その上、GPSコンパス機能付きと、鉱物採集をするものにとって「至れり尽くせり」のアイテムなのだ。詳しい機能他は…

日本産新鉱物3種の報道記事!

ここ2日間の間に今年IMA承認の日本産新鉱物が次々と報道された。新鉱物記載は今年に限らず略毎年されているが、報道される事は非常に稀だ。特に学者名を冠する鉱物名は一般受けしない為か、殆ど世間に知られる事が無い。今年同じくIMA承認され、学会で発表…

目の保養に燐灰ウラン鉱!!

目の保養に燐灰ウラン鉱!!???放射能の出ている様な鉱物に、何馬鹿な事を言っているのだとお思いになられる方も居られる事だろう。この画像の人形峠鉱山産の標本、実際に線量を計測してみたのだが意外な事に、GM管測定距離5cmで8.7μSv/h程度のもので、50…

日本刀刃文の顕微鏡画像

私の愛するものに日本刀が有る。年に数回、白鞘より出してやり、曇りや錆が出ていないか観察し打粉にて刀身を磨き、ジックリと観察を楽しむ。その後丁子油で拭う手入れを行っている。日本刀の刃文には、微細な粒子による沸できと匂いできの2種で成り、その…

城郭紹介・伊勢湾岸沿いの城持藩

今日は久しぶりにお城の画像を紹介しよう。今回は何時もの様に1つのお城に限らず、伊勢湾岸沿いに有った城持五藩のお城をまとめて紹介。先ず1枚目が徳川四天王の1人、本多忠勝によって興された桑名藩10万石のお城、桑名城の蟠龍櫓(外観復元)の画像。この櫓…

人名地名の新鉱物・都茂鉱-外伝!

今日の記事は、9月1日の記事で紹介した都茂鉱の原産地標本に付いて、再度触れてみた外伝と言ったところだ!このブログをお読みの方で、都茂鉱を含めたビスマス鉱物全般的に、"化学分析"を依頼され、返って来た返事に「ビスマス系は難しいから!」と見送(断)…

第23回京都ショー・石ふしぎ大発見展

7日夜に、松原先生・豊先生・宮島先生らを囲んで催された「鉱物と語らう会(磊酒会)」に参加し、翌日の8日から3日間開催の「第23回京都ショー・石ふしぎ大発見展」に行ってきました。「鉱物と語らう会」では偶然にも松原先生のお隣に席を取らせて頂き、諸…

人名地名の新鉱物・愛媛閃石

今日は、今年IMAに承認(IMA2011-023)された原産地の県名に因む鉱物名の愛媛閃石(Ehimeite)を紹介しよう。講演要旨(日本鉱物科学会HPの口頭・ポスタープログラム←クリック!)によれば、世界に120種類以上存在するとされる角閃石中で、世界初のCrを端成分に含…

人名地名の新鉱物・草地鉱

今日も続けて人名の鉱物、草地鉱を紹介しよう!この鉱物は、1995年に、布賀鉱山4番坑新露頭より発見され、岡山大学の逸見千代子博士によって記載された銅と蒼鉛から成る酸化の新鉱物で、岡山大学(岡山大学名誉教授)の/草地 功博士に因み命名された鉱物だ!…

人名地名の新鉱物・大江石

今日も続けて人名の鉱物、大江石を紹介しよう!この鉱物は、1984年に、岡山大学の草地功博士・逸見千代子博士・逸見吉之助博士の連名で記載された新鉱物で、岡山大学の鉱物学者/故・大江二郎博士に因み命名された鉱物だ!本鉱に関する詳細は【こちら】←クリ…

驚き入った人名鉱物in岡山県

ここ数日間、「人名地名の新鉱物」と題して更新を重ね、滋賀石の記事でも今年の新鉱物島崎石にも触れたが、岡山県には幾つの人名に由来した新鉱物が記載されているのだろうかと、改めて気に成った。今日紹介する沼野石もその1つで、当時岡山大学大学院生だっ…

人名地名の新鉱物・武田石

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。今日の画像は、1995年に岡山県布賀鉱山で発見記載された武田石だ!鉱物学的な説明は、フォッサマグマミュージアム・宮島氏HPの「武田石」の項で詳しく成されているので、下記リンクより参照されたい! 【フォッサ…

人名地名の新鉱物・豊羽鉱

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。今日の画像は原産地の豊羽鉱山の名が鉱物名と成った豊羽鉱だ。本鉱は、銀・鉄・錫からなる硫化鉱物で、赤錫鉱の銅の銀置換体に相当する鉱物だ。豊羽鉱山では、豊羽鉱、赤錫鉱、黄錫鉱など錫を含む硫化鉱物が豊富…

色彩カラフル結晶・楔石(くさび石)

今日は同じ鉱物種でも産地が違う事で様々な色彩のバラエティーを持つ、楔石(くさび石・チタン石・チタナイト・Titanite)を紹介しよう。本鉱はCaTiSiO5の化学組成を持つ珪酸塩鉱物で、結晶中に鉄・マンガン・クロムなどの微量元素を含み、様々な色を発色する…

人名地名の新鉱物・大阪石

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。今日の画像は大阪府の名が付いた新鉱物、大阪石だ。本鉱は当時岡山大学の院生だった大西政之氏によって大阪府箕面市内の廃鉱「平尾旧坑」から発見され、草地功教授らの指導下、分析研究が進められ未知の鉱物と判…

人名地名の新鉱物・千葉石

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。今日の画像は千葉県初の新鉱物、千葉石だ。この鉱物は、(独)物質・材料研究機構の門馬綱一研究員(現・国立科学博物館・研究員)らによって研究され、今年の2月に晴れて論文記載したまさに湯気が出ている様な(実際…

人名地名の新鉱物・都茂鉱

今日も人名地名に因んだ新鉱物を紹介しよう。1962年に東大名誉教授の島崎先生らによって島根県都茂鉱山で発見記載された都茂鉱だが、今日の画像は原産地のもので無く昨年話題となった長野県向谷鉱山産の標本画像だ。本鉱はBiTeと単純な化学組成の鉱物である…

人名地名の新鉱物・滋賀石

このところ人名地名に因んだ新鉱物が次々と記載され、国産鉱物好きな自分としてはたまらない年が続いている。2011年度の日本鉱物科学会口頭・ポスタ−プログラムにも島崎石・愛媛閃石・肥前石と3種の新鉱物名が見受けられ、実物にお目に掛れる日が楽しみだ。…

城郭紹介・筑前国福岡城

今日紹介するお城は、福岡県福岡市の福岡城だ。このお城は、豊臣秀吉の名軍師、黒田孝高(如水・官兵衛)の嫡子、福岡初代藩主黒田長政によって、関ヶ原の戦いの翌年にあたる慶長6年から7年を掛けて築かれた大規模な城郭で、築城当時の地名は「福崎」で有った…

可憐な花・ツルラン(鶴蘭)が咲いた!!

先日来から私が大切に栽培しているツルラン(鶴蘭)が開花を始めた。見て下さいこの美しさ!!我ながらうっとりしてしまう可憐さだ。この花は、九州南部・沖縄・東南アジア・オーストラリアと広く分布するラン科の南方系エビネ属の仲間で、開いた花の状態が空…

城郭紹介・日向国高鍋城

高鍋城は宮崎県児湯郡高鍋町に有る城で、別名を舞鶴城と呼ばれている。江戸時代には秋月氏が高鍋藩の藩庁として明治維新まで治めたお城で、自然の要害を巧みに利用して築城されている。画像の本丸跡より更に一段高い現在の児童遊園地横の梅林が三層櫓跡で、…

城郭紹介・肥前国玖島城

前回に続き、今日も城郭紹介をしよう!今日のお城は、長崎県大村市玖島に所在する玖島城だ。この玖島城、鎌倉時代よりこの地の地頭として大村地方を領有してきた藤原氏を祖とする大村氏の居城だが、江戸時代を通し多くの小大名家が移付領地変えを成されて来…

城郭紹介・遠州掛川城

今日は久し振りにお城の紹介をしよう!今年のミネラルマーケットの帰り道に立ち寄った遠州掛川城だ。このお城の特徴と言ったら何と言っても天守台と城壁の境に有る「武者返し」であろう。この武者返し、当方撮影の画像では確認出来ない為、doubletさんのブロ…

やっぱり凄いわ逸見石!!

今日久し振りに逸見石を撮影してみた。気に入ったアングルを見付け出そうと観察しているとついつい見入ってしまい、あっという間に時間が過ぎてしまう。しかし今更ながら「やっぱり凄いわ逸見石!!」