蓚酸の煮汁とダシガラ水晶

特別な理由は無いが、思い付きで蓚酸処理の画像をどうぞ!先ず1枚目の画像は、卓上カセットガスコンロと定番の「三島土鍋」を使用し、ぬるま湯で作った蓚酸飽和溶液中へ褐鉄鉱が頑固にこびり付いた水晶を浸し、沸騰から約30分煮込んだところ。2枚目画像は、蓚酸処理が成された奈留島産の母岩付き日本式双晶だ。ここで私の処理テクニックを一言。30分程度煮込んだらコンロの火を消し、普通は自然に温度を下げるが、ここが問題点だ。何分時間が掛かるし冷えた後の薄い黄ばみ落としの水洗い等、大変手間が掛かる。そこで軍手とゴム手を用意し熱湯の出番だ。先ずは熱湯は特別ヤカンなどで沸かさず、給湯器またはボイラーから得られる最高温度の湯で十分なのでバケツ一杯用意(但し余り温度が高くない湯は水晶の急激な温度変化による破損の為、使用不可)し、冷えない内に「三島土鍋」の側に置き、つかさず軍手の上にゴム手をはめ(先にはめていて熱湯用意をした方が良い。)、★★熱いのを覚悟で思い切って「三島土鍋」中の水晶を取り出し、即熱湯の中に入れ、ゆすり洗いをする。★★これがミソなんです実は!!この様に高温下で一連の洗いまで進める事で、蓚酸処理特有の鉄分を含む溶液結晶化が進まず黄ばみも全く出来ず一瞬に汚れた溶液を取り除け、その時点で嘘の様に美しく成るのです。その後はその湯の中で自然に冷えるのを待つだけ。2枚目の画像が冷えた後、バケツより取り出した状況だ。如何なものだろう。講釈たれるだけは有ると思うが…因みにポイントをもう一言。出来れば熱湯以外に水道水(冷水)を別のバケツに用意して置く事がベスト。と言うのも、処理する水晶の個体数が少なければ良いが、数が多いだけ、軍手ゴム手の二重装備とは言え、それだけ略沸騰状態の蓚酸溶液中と用意した熱湯バケツへ手を突っ込む反復運動の回数が増える訳だから、それだけ高温に片手を晒す事になる訳だ。実際3個分も行えは流石の野郎でも我慢出来ん状態と成る。そこで別に用意した冷水バケツに手を突っ込めば「フーッ!」と助かると言った寸法。ただ熱さを我慢する事は絶対禁物。小生も経験したが、耐えられなく成り慌てて冷水に付けても後の祭り!手袋内部まで冷える時間も考慮しておかないと、とんでもないパニック状態に陥る事請け合い!!堪らず手袋ごと冷水中へジャブン&慌てて脱ぐ仕儀に陥る。ましてや「フーッ!」と言った後、その濡れた手袋装備で熱湯に再度突っ込む事など馬鹿と言う他無い。一旦熱く成った濡れ手袋内部を冷やすのに何倍もの時間を要する…と…思い出して思わず1人で笑っている今日この頃だ。それにつけても土鍋は三島に限るなー。
【煮汁沸騰の三島土鍋】

【褐鉄鉱のダシガラ水晶】